「Kolon Globalは、Meissaで『船で通っていた現場』をオフィスから見ています。」
「今、現場がどうなっているか」を知ることは、現場管理のすべての起点です。しかし広大・特殊な現場では一周に半日かかり、その確認一回がそのまま時間と人件費になります。
Kolon Globalはこの課題を根本から解くためMeissaを導入しました。今はオフィスから随時、無人ドローンを飛ばして行き来しづらい現場をモニタリングし、進捗と作業員の安全を確認します。三つの島(ペクヤ島・チェ島・ケ島)と連絡橋からなる麗水(ヨス)ファテ–ペクヤ現場の声をご覧ください。
Q. 業務と現場を簡単にご紹介ください。
💬 イ・ジェソク 工事課長
当現場は島が三つ、橋梁が海上2・陸上2の計4か所で、ペクヤ島は陸路接続、総延長は約6.9kmです。上部工据え付けやケーブル接続など手間のかかる工程は残っていますが、工期内に仕上げられる見込みです。
土木は毎日、打設・検測・施工の繰り返しで、設計に反映しきれない現場状況が必ずあります。以前は毎回現場へ出直して確認しましたが、今はMeissaのオルソ画像を複数角度で見て見落としをすぐ把握し、実測からショップ図を描いて監理団と協議、変更は工務チーム経由で発注者へ報告します。
💬 クォン・チャン 工務主任
主に対官業務を担当しています。懸案が生じれば発注者・官庁への報告書類を作成・協議します。現況に図面を重ねて施工数量を確認し出来高請求を行うほか、発注者報告・用地補償・苦情資料の作成にMeissaを中心的に活用しています。
通わなければならない現場から、随時見に行く現場へ
Q. Meissaを導入して最も大きく変わった点は何でしょうか。
💬 イ・ジェソク 工事課長
最も大きく変わったのは、現場に直接出なくても随時、現場を見られるようになったことです。当現場は海上の島の工事なので、もともと現場を一度見に行くだけでも一苦労なんです。通船を三、四隻運用していますが、行きに20分、帰りに20分、現場を見て回る時間まで含めると、一度行って来るだけで基本1時間半から2時間はかかります。作業の真っ最中に一度出て戻ると、半日があっという間に過ぎてしまいます。
ですから、じっくり見る必要のあることは直接出向きますが、「業者がきちんと仕上げて帰ったか」程度の確認のために毎回船に乗るのは難しいんです。今はそういうとき、すぐにドローンを飛ばします。オフィスからざっと見て、「ここまだですね、もう一度整理してから出てください」とすぐ電話します。以前ならそれ一つ見るためにまた船に乗っていたところ、今は数分で終わります。
そうして行き来する時間が減ると、その時間に別の仕事を進められますし、確認の回数もぐっと増えて、一日に三、四回はドローンを飛ばします。特に月曜の朝は、週末の間に崩れたり変わったところはないか、事故はなかったかをドローンで現場全体をざっと見てから、その日の業務を始めます。これがいつの間にか習慣のように定着しました。
💬 クォン・チャン 工務主任
私にとって最も実感するのは、現況に関する資料を作る時間が大幅に減ったことです。工務チームは発注者へ提出する資料を作ることがとても多いのですが、報告書に使う資料を得るのが速く、簡単になりました。
月に一度、起点から終点まで全区間を映像で撮影して発注者に進捗を共有します。ドローンステーションを導入する前は、操縦型ドローンを人が直接飛ばす必要があり、とても手間がかかりました。飛行距離が短いため島と島を越える間に接続が切れたり、バッテリーも三、四個は用意しなければなりませんでした。ところが今はオフィスから飛行ルートを設定しておけば、ドローンが自動で全区間を撮影し、自ら充電まで行うので、人が付きっきりでいる必要がなくなりました。画質もはるかに良くなりました。
Q. 随時ドローンを飛ばすようになり、チームが現場を確認し、コミュニケーションする方法にも変化があったと思います。
💬 イ・ジェソク 工事課長
最初は、教育を受けたドローン担当の主任だけがドローンを扱っていました。そのため「これちょっと撮ってくれ」という依頼がその一人に集中し、負担が大きかったんです。今はオフィスの各チーム担当者が皆、離陸から撮影、帰還まで扱えます。各チームが現場を頻繁に見るので、私たちの間でドローンの飛行開始を知らせるグループチャットまでできました。飛行中は複数人が同時に接続できないため、誰かが「今から飛行を開始します」と投稿すると、残りは順番を待つという形です。それだけ多くのチームが活発に現場を見ているということですね。
定期のオルソ写真は週1回マッピングするようスケジュールを組んでおき、それ以外の現況は必要なときに随時撮影します。チームごとに見る観点も異なり、工事チームは施工状態と危険要素を、安全チームは作業員を、品質チームは品質を見ます。同じデータをもとに、各自が必要なものを見るわけです。

ファテ・白夜現場におけるドローンステーション運用数値の変化グラフ
所長との会議でも、議論の中で互いの把握内容が違うときは、所長室のTVにMeissaプラットフォームをすぐ映して現況を確認します。例えば水が集まる地点と排水構造物の位置がずれていれば、画面を一緒に見ながら「ここは調整しよう」とその場で片付きます。言葉でやり取りするより、はるかに速く、誤解なく明確です。
計画と現実を同じ画面に重ねると
Q. 複数のチームで一緒に使われている点が印象的です。工事チームでは収集したデータをどのように活用されていますか。
💬 イ・ジェソク 工事課長
工事チームで最も手のかかるのが図面の整合です。CAD図面は設計の上に描かれた「計画」で、ドローンが撮ってきたオルソ画像は今この瞬間の「実際の現場」ですよね。Meissaはこの二つを同じ画面に実スケールのまま重ねて見られるようにしてくれます。地上基準点(GCP)さえきちんと取っておけば、写真と図面がほぼ誤差なく合致します。以前は一般のドローン写真を図面に重ねるには、写真の大きさを縮尺に合わせて伸ばしたり縮めたり、角度もあれこれ回しながら目分量で重ねなければなりませんでしたが、今は撮影さえすれば、MeissaエンジンがGCP補正から整合まで自動で処理してくれます。
そうして計画と現実が重なった図面の上でショップ図を描きます。ショップ図は発注者が渡した設計図面を実際の現場状況に合わせて描き直し、施工・協議に使う図面ですが、そこに進入路や工程順序を載せれば、そのまま報告資料になります。ショップ図を描いていると、「確かにここの起伏はこうだったはず」と思うところがあるんです。そんなときもMeissaを立ち上げます。また船に乗って出なくても、オルソ画像や複数の角度から現場を見られるからです。そのおかげで、以前は丸一日かかっていた報告資料一件を、今は1時間で作ります。
Meissaの地図ツールも重宝しています。切土をした法面が高さ25〜30mほどになると小段を一つ一つ確認するのが難しいのですが、斜面の上から下へ線を一本引くと、その区間を横から切った断面がグラフですぐに出てきます。それを出力して勾配と高さを確認します。法面というのは、土砂だけの山を急な角度で立てておくと雨のときに流れ落ちる危険があるため、岩盤かリッピングか土砂かによって勾配基準がすべて異なります。その基準どおりに削られたかを検討する際、この断面が大きな役割を果たします。土工量算出も、入力値や基準設定をすでに済ませてあり、必要なときにすぐ取り出して使えるよう準備してあります。
Q. 工務業務ではMeissaがどのように活用されているのか気になります。
💬 クォン・チャン 工務主任
工務業務は「今の現場が書類上の計画とどれだけ噛み合っているか」を常に突き合わせる仕事です。Meissaでは、ドローンが撮った実際の現況の上に地籍図を重ね、その上に設計図面まで自由に重ねて見られます。地籍図と施工する構造物(図面)、実際の現況が、すべて同じ位置を基準に一つの画面に重なるのです。この「重ね見」が、出来高請求から用地補償、苦情対応まで力を発揮します。
出来高請求が代表例です。現況に図面を重ねておくと、排水工のような構造物は施工の有無が目にそのまま見えます。図面上で補強土擁壁、暗渠および側溝が入るべき位置に実際に施工されたか、どれだけ進んだかをすぐに確認して数量を確定します。
用地補償と苦情対応も同じです。苦情を申し立てる方が「私の土地に工事がどれだけかかっているのか」と尋ねられると、以前は言葉で説明するのがとても難しかったのですが、今は現況の上に地籍図と図面を重ね、土地境界に工事区間がどれだけ干渉していて、補償がどこまで進んだかを画面で指し示します。目で確認していただけるので対話がずっとスムーズになり、誤解も大きく減りました。こうして作った位置図・現況図は、発注者への報告や来客対応資料にもほぼ欠かさず使っています。
届きにくい場所まで代わりに見守る目
Q. 人が直接アクセスしづらい区間をドローンで確認され、安全管理に役立った経験をお聞かせください。
💬 イ・ジェソク 工事課長
安全管理で最も助けられているのは、人が近づきにくい場所をドローンが代わりに確認してくれる点です。橋梁上部だけでも、以前は船で行って垂直はしごを登り、一つ一つ点検しなければなりませんでした。動き回ること自体が危険で、時間もかかります。今はドローンを飛ばして360度回しながら上部全体を一度に見ます。CCTVが届かない海上の作業区間や死角もドローンで確認します。そうして見たものを、夕方の安全会議で写真として一緒に並べて共有しています。
毎日見ているので、ともすれば見過ごしがちな危険要素を事前に発見して先手を打てるようになりました。例えば墜落の危険がある垂直はしごの開口部はカバーを必ず閉めなければなりませんが、広い現場で毎回人の目で確認するのは容易ではありません。ドローンで主塔ごとの現況を記録しておくと、そうした地点がすぐ目に入るので、該当区間の作業員を集めて特別安全教育につなげます。こうした点検が積み重なり、今では安全ルール遵守率がほぼ100%に近いです。
もちろん、構造物が設計どおり正確に施工されたか、鉄筋がきちんと入っているかといった精密検測は、現場で直接実測して確認します。ドローンは広い区間を漏れなく常時見守る安全管理と現況把握を担い、人の点検と互いに頼もしく補完し合うわけです。
💬 クォン・チャン 工務主任
打設や接続橋の架設のようにリスクの高い工程のときは、ドローンで撮影し、作業員が安全フックをきちんと締結しているか、危険要素はないかを確認します。最近、第3接続橋の架設のときは施工過程を映像で残しましたが、オフィスからも現場を確認でき、後で根拠資料として再び取り出して使えるのが良かったです。
Kolon GlobalとMeissa:ともに描く未来のスマート建設
Q. ドローンステーションを先駆的に導入して使ってこられた現場として、実際に使われたご感想がおありかと思います。
💬 イ・ジェソク 工事課長
当現場は島に分かれている上に敷地も広く、人が頻繁に見に行くのが本当に難しい条件でした。それでも現場を少しでも頻繁に見ようと、さまざまな方法を探しました。この現場だけでドローン機体が三度替わったほどです。ドローンステーションまで来たときは、正直「ここまでする必要があるのか」とも思いましたが、ドローンで毎日のように現況を撮り、すぐにプラットフォームで確認・活用する過程を経るうちに、今では現場管理の当然の一翼となりました。
人が直接行き来する時間を減らしてくれるというだけでも活用価値は大きいと思います。そうして浮いた時間で別の業務をより多くこなせますから。舗装と車線塗装を経て開通の映像を撮る瞬間まで、残る工程のあいだずっとMeissaが共にあることになりそうです。
💬 クォン・チャン 工務主任
私は今回が初めての現場で、ドローンもプラットフォームも初めて扱いましたが、今ではないと不便なほど慣れました。離島地域かどうかにかかわらず、現場を一周見て回るのに時間がかかったり手間のかかる現場ほど、その利点は大きいと感じました。私たちの現場のように頻繁に出られない環境でも、地道な関心さえあれば容易に現場確認ができるため、業務の視野を広げられたことが最大の利点だと思います。